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健診で【肥満/BMIが高い】と指摘されたら

健康診断で「肥満/BMIが高い」と指摘されたら?

健康診断で、肥満とでていたあなた。 あるいはBMIが高い、といわれたひとへ。

これは、すべての病気につながる時限爆弾の電源がONになっている状態ということに気がついてください。

体重は採血検査とちがって毎日でも自宅で調べることができる健康のものさしです。

ズボンのサイズがかわる以外、なにも気になる症状はありませんから、クリニックを受診しようと思いつかない人がほとんどでしょう。

しかし現代、戦争や暴力よりも肥満でなくなる人の方が多い時代です。
書籍「ホモ・デウス」から一部を引用しましょう。

飢饉からはじめよう・・・今日ほとんどの国では、過食のほうが飢饉よりもはるかに深刻な話題となっている。俗説では、18世紀には、大衆が飢えていると聞いた王妃マリー・アントワネットが、パンがなければケーキを食べるように言ったとされている。そして今、貧しい人々は文字どおりこの勧めに従っている。ビバリーヒルズの富裕な住人たちがレタスサラダや、蒸した豆腐とキヌアを食べる一方で、スラムやゲットーでは貧乏人がクリーム入りのスポンジケーキやコーンスナック、ハンバーガー、ピザをお腹にたらふく詰め込んでいる。2014年には、太り過ぎの人は21億人を超え、それに引き換え、栄養不良の人は8億5000万人に過ぎない・・・2010年に飢饉と栄養不良で亡くなった人は合わせて約100万人だったのに対して、肥満で亡くなった人は300万人以上いた。 第2の天敵は、疫病と感染症だ・・・SARS、鳥インフルエンザ、エボラ出血熱という具合に、数年おきに新しい病気が発生し、私たちを慌てさせる。とはいえ、効率的な対策のおかげで、少数の犠牲者しか出ていない。医師が新しい疾患を素早く突き止めて治療することを可能にしてくれる、まさにその手段が、軍やテロリストが更に恐ろしい疾病や世界を破滅させる病原菌を遺伝子工学で作ることも可能にしかねない・・・自然界の感染症の前に人類がなす術もなく立ち尽くしていた時代は、おそらく過ぎ去った。だが、その頃のほうがまだましだったと懐かしむ日が訪れるかもしれない。

第3の朗報は、戦争もなくなりつつあることだ・・・古代の農耕社会では死因のおよそ15%が人間の暴力だったのに対して、20世紀には、暴力は死因の5%を占めるだけだった。そして21世紀初頭の今、全世界の死亡率のうち、暴力に起因する割合はおよそ1%にすぎない。2012年には世界中で約5600万人亡くなったが、そのうち、人間の暴力が原因の死者は62万人だった(戦争の死者が12万人、犯罪の死者が50万人)。一方、自殺者は80万人、糖尿病で亡くなった人は150万人を数えた。今や砂糖のほうが火薬よりも危険というわけだ。

あなたができることは、まず身近な医療機関で相談することです。
できれば病気予防に力をいれている医療機関であればよりよいでしょうし
スポーツジムのパーソナルトレーナーのように、ご自身のかかりつけ医をもつということもお勧めしています。

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BMIって何?BMIが高いのとメタボリックシンドロームには関係があるの?

BMIとは、Body Mass Index(体格指数)の頭文字をとったものです。
その計算方法は、体重(Kg)÷(身長(m)x身長(m))です。

単純に体重が多い、少ない、だけで比べるのではなく、
身長が高ければ、体重も多くなりやすいことを計算にいれて、どんな身長の人でもおなじものさしで太り具合を比較することができるようになります。

ただし、BMIだけで肥満かどうかを判断すると、病的な肥満を見逃してしまうことにも注意してください。

隠れ肥満という言葉をご存じでしょうか?

BMIは正常なので肥満には見えませんが、お腹周り(=腹囲)を測ってみてください。 男性は85cm以上
女性は90cm以上
だと内臓脂肪が多いということにつながります。

内臓脂肪が多い、ということは体脂肪率も高く、いわゆる「メタボ」になっている可能性があるのです。正確にいうと日本では、ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が男性85cm・女性90cm以上で、かつ血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が基準値から外れると、「メタボリックシンドローム」と診断されます。(「厚生労働省eヘルスネット」より)

肥満度を示すBMIと基準値について

Body Mass Index(BMI)は、身長と体重から計算されます。
その計算方法は、体重(Kg)÷(身長(m)x身長(m))です。

BMI<18.5では低体重(やせ型)
BMIが18.5〜25未満が標準体重
BMI>25で肥満

となります。

実は肥満だけでなく、やせもまた、病気や死亡リスクと関係していることがわかっているのです。

BMIが示す肥満ややせすぎの原因とは?病気のリスクとは?

国立がんセンターの研究によれば(https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/250.html
やせていても、太っていても死亡率は高いということがわかっています

1990年時点の身長と体重からBMIを算出し、7グループに分けて10年間の死亡率を比べてみました。 死亡率の算出にあたっては、年齢や喫煙などの生活習慣、さらに病気になった結果としての体重変化による影響を統計的手法により調整しながら行いました。その結果、BMIが 23.0-24.9の人の死亡率を基準として、他のグルー プの死亡率が何倍に相当するかで表しますと、BMIと死亡率との関係を表すグラフは、男女共に、アルファベットのU字型になりました(図)。

では、生活習慣病だから肥満になるのか、肥満だから生活習慣病になるのか。
ここでいう生活習慣病とは「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」を指しています。

具体的には、「がん・脳血管疾患・心疾患」をはじめとした三大疾病や、これらと深く関わりのある肥満・糖尿病・高血圧症・脂質異常症(高脂血症)・高尿酸血症・動脈硬化症などがあります。

また、肥満症の人は、新型コロナウイルスに感染した時に入院治療が必要になる確率が2倍に、死亡する確率が1.5倍になることがアメリカで行われた研究で明らかになっています。
https://www.bbc.com/news/health-53921141
肥満によって糖尿病や高血圧になる確率が高くなると指摘。免疫力を低下させCOVID-19と闘う力が損なわれるのです。また、新型ウイルス向けのワクチンも、肥満を抱えていると効果が薄くなる可能性があると警告されています。

肥満/BMIが高いと指摘された際に疑わる病気の例と必要な検査

肥満と判定されたり、BMIが高いと言われたら、ただ単に太っているというだけではありません。

その数字は、生活習慣病である高血圧症・脂質異常症・糖尿病・メタボリックシンドロームそして高尿酸血症と関係している可能性が高いのです。

医療機関では問診や血液検査によって、リスクのある疾患の有無を診断していきます。

会社の健康診断の結果がでるから、それまで血液検査を待ってくださいという人もいますが
健康診断の項目によっては、コレステロールの種類すべてを検査してもらえないこともあります。

エコー検査では実際に血管に溜まっているコレステロールの厚さも見える化することが可能です。

放置しておけば進んでしまう動脈硬化を予防し、将来の心筋梗塞、脳梗塞を予防していきましょう。

肥満/BMIが高いと指摘されたら、医療機関で治療しましょう

以上のように、生活習慣病はきちんと診断し、生活習慣を修正すれば治る病気です。

生活習慣の課題ですから、もちろんご自身で食事を変更し、運動をふやし、睡眠時間を確保するなど自己管理を徹底できる人はそれでもよいでしょう。

しかし、ピアノを上達したり、スポーツで筋肉をつけたりするには、ふつうは自己努力だけでなく、専門家に通いながら、改善と上達をくりかえしていくのではないでしょうか。

人間の身体はモノでありませんから、修理するような気分でくすりを飲んだりしてはいけません。あくまで一生お付き合いする、大切な相棒とおもって手入れをしてあげてください。

この身体は現実ですから、ゲームのようにくすりをのめば、異常な数値がスルスルさがって何の努力もなく病気からサヨナラするわけでもありません。

医療機関で一緒にあなたの身体を守り、大きな病気から予防していきましょう。

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